O~必要不可欠要素~
ヲタクブログです。 絵は無断で持ってかないでください。 ついったーでも呟いてます→wataame1gou シブ垢→523874
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ニコをふらふらして見つけた弾丸論破実況動画、1話だけアップロードが公認されてるという(ある意味凄い太っ腹というか…)それを見たら続きが気になっちゃいまして。
1も2もやってしまった☆(ゝω・)v
それでクリアの所感を呟こうと思ったけども、盛大なネタバレになるので避難してきました。
(※弾丸論破は本当にネタバレ無しでプレイした方が楽しいので未プレイの方は見ない方がいいです)
話のトリック自体にもツッコミ入れどころ満載だったけど、おそらくまだ未読のゼロの方でトリックの説明が入っているようなのでそれに関しては省きます。
というわけで、おそらく2で一番印象に残る彼「狛枝凪斗」についてつらつら語ってみます。
↓ネタバレ↓
1も2もやってしまった☆(ゝω・)v
それでクリアの所感を呟こうと思ったけども、盛大なネタバレになるので避難してきました。
(※弾丸論破は本当にネタバレ無しでプレイした方が楽しいので未プレイの方は見ない方がいいです)
話のトリック自体にもツッコミ入れどころ満載だったけど、おそらくまだ未読のゼロの方でトリックの説明が入っているようなのでそれに関しては省きます。
というわけで、おそらく2で一番印象に残る彼「狛枝凪斗」についてつらつら語ってみます。
↓ネタバレ↓
正直、彼ほどのトリックスターは本当に久しぶりに見かけました。頭が切れ、常識と全く相容れず、自らの理論のみを信じ突っ切る姿は狂気しか感じとれない点はプレイヤーも登場人物と全く同じように感じたはずです。日向くんの言う通り、彼の理論は全く理解できない。
しかし、彼の理論は真っ直ぐ貫かれました。彼が死ぬことまで、彼の考える「希望」のためには必要でした。なぜなら実在の世界の狛枝凪斗は彼の忌み嫌う「絶望」に染められていたから。
彼は未来機関の「新世界プログラム」の仕様-アバターの人格上書きのこと-を知らなかったのか(情報提供したのは未来機関の敵のモノクマなので伏せられていた可能性有り)、それ自体を信じられなかったのかはわかりませんが、記憶のない「元絶望の化身」達を信じることなく、孤独にすべてのケリをつける道を選んだわけです。つまり自分を含む全ての「絶望」の皆殺し。その方法を思いつく頭の回転も恐ろしいけれど、四肢磔で胸を槍で貫かれた凄惨な姿を選ぶ、その彼の狂いっぷりに謎を解き進める中で血の気が引く思いをしました。マジこの人怖い…。
ゾッとしましたが、逆にその希望を愛し絶望を憎むその姿勢は愚かなほどに真っ直ぐでした。ただ、それが通常ためらってしまう境界線を彼は全く目に入れていなかったというだけ。その点が(おそらく狛枝の中での理想の「希望」に一番近い)苗木くんと彼との大きな相違点でしょう。
なぜ狛枝がそんなに自らの身を必要以上に、異常に卑下して命を軽んじていたのかというのは、彼とのサブイベントである程度は推測できます。彼の「幸運」は常に「不運」と強く結びつき、リスクが非常に大きかった。
飛行機がハイジャックされて、犯人がたまたま落ちてきた隕石に当って死んだ。しかしそれに巻き込まれ両親が目の前で死んだ。両親が死んだお陰で保険金が手に入った、など。そんなことが何度も繰り返されれば、人格形成に支障をきたすのも想像に難くありません。苗木くんほどの「幸運」であれば、おそらく狛枝は狂っていなかっただろうとも考えられるかもしれません。
彼はあくまで「幸運」と呼んでいたけれども、それは同時に「不運」でもあった。彼は「才能」に「希望」があるのだと盲信した。先天的に与えられた「才能」は揺るぎないものだ(変えようのないものだ)と信じることで、自らの「幸運(不運)」はどうしようもないものなのだと、普通の幸せなんて自分に与えられるものではないのだと思い込んで、諦めてしまっていたのではないかなと。この「幸運(不運)」の星の下生まれた自分はその実何の意味もない人間なのだと、自分に与えられる幸せは「幸運」が運んできたものだけなのだと、後はそれ相応の不幸を払わなければならないのなら、生きていることに絶望を感じていたのではないのかなと。
常に身に沿ってつきまとう絶望を振り払う為に、彼は己の「幸運」という名の「不運」に怯えていることを認めない為に、「幸運(不運)」を「絶対的なもの」=「才能」、そしてそれが将来の光になって欲しいという願いから、「希望」を崇拝するようになったのかな、と。
言葉を返せば、彼は自分の人生に幸せを感じることがない事に絶望して、絶望していることを認められなくて、それが自分の「才能」だと受け入れ、それが将来誰かの光になって欲しいと誰よりも望んだのではないのかな、と思います。
つまり、彼は誰かから必要とされたかった。誰かから、通常受けるであろう何がしかの「愛」が欲しかった。それは友愛でも、家族愛でも良かったのかもしれない。おそらく、彼はどれも受け取る事が出来なかったはずだから。彼の強すぎる「幸運(不運)」が彼を孤独にさせていた事は想像に難くありません。
複雑過ぎる狛枝の精神は、ただその思いの強さは非常に強烈に感じることができました。だからこそ、先走ってしまったことがとても悲しい。おそらく、日向くんだけでも狛枝と同じ段階で真相に近づけていたら、狛枝の自殺を止められていたのではないかと悔しく思います。
狛枝と日向くんは本編でも言及された通り、似たようなコンプレックスを持っていました。現実世界では先天性の才能しか認めなかった狛枝と後天的であっても才能を手に入れたかった日向くんという分かれ道がありますが、日向くんならおそらく近い位置で狛枝を説得できたのではないかなとも思うわけで。うぐぐ。
**
余談ですが、正直狛枝のねっとりした声が色っぽすぎてデレデレしながらプレイしてた自分が一番キモいと反省しております。緒方さんマジぱないっす。
それと、日向くんのネクタイの柄が学級裁判中ずっと気になってたんですが、6章でやっとその理由が判ってゾッとした反面、なんでもっと早く気付かなかったんだろうと頭を抱えました。すごいショックだった。悔しい。
1の寮の二階の窓から見える気味の悪い「目」の落書き、おそらく「超高校級の絶望」のマークだったんでしょうけど、まさかそれがココで出てくるとは思ってなかった…2でも6章の調査中に出てましたね。別の場所でしたが。
しかし、彼の理論は真っ直ぐ貫かれました。彼が死ぬことまで、彼の考える「希望」のためには必要でした。なぜなら実在の世界の狛枝凪斗は彼の忌み嫌う「絶望」に染められていたから。
彼は未来機関の「新世界プログラム」の仕様-アバターの人格上書きのこと-を知らなかったのか(情報提供したのは未来機関の敵のモノクマなので伏せられていた可能性有り)、それ自体を信じられなかったのかはわかりませんが、記憶のない「元絶望の化身」達を信じることなく、孤独にすべてのケリをつける道を選んだわけです。つまり自分を含む全ての「絶望」の皆殺し。その方法を思いつく頭の回転も恐ろしいけれど、四肢磔で胸を槍で貫かれた凄惨な姿を選ぶ、その彼の狂いっぷりに謎を解き進める中で血の気が引く思いをしました。マジこの人怖い…。
ゾッとしましたが、逆にその希望を愛し絶望を憎むその姿勢は愚かなほどに真っ直ぐでした。ただ、それが通常ためらってしまう境界線を彼は全く目に入れていなかったというだけ。その点が(おそらく狛枝の中での理想の「希望」に一番近い)苗木くんと彼との大きな相違点でしょう。
なぜ狛枝がそんなに自らの身を必要以上に、異常に卑下して命を軽んじていたのかというのは、彼とのサブイベントである程度は推測できます。彼の「幸運」は常に「不運」と強く結びつき、リスクが非常に大きかった。
飛行機がハイジャックされて、犯人がたまたま落ちてきた隕石に当って死んだ。しかしそれに巻き込まれ両親が目の前で死んだ。両親が死んだお陰で保険金が手に入った、など。そんなことが何度も繰り返されれば、人格形成に支障をきたすのも想像に難くありません。苗木くんほどの「幸運」であれば、おそらく狛枝は狂っていなかっただろうとも考えられるかもしれません。
彼はあくまで「幸運」と呼んでいたけれども、それは同時に「不運」でもあった。彼は「才能」に「希望」があるのだと盲信した。先天的に与えられた「才能」は揺るぎないものだ(変えようのないものだ)と信じることで、自らの「幸運(不運)」はどうしようもないものなのだと、普通の幸せなんて自分に与えられるものではないのだと思い込んで、諦めてしまっていたのではないかなと。この「幸運(不運)」の星の下生まれた自分はその実何の意味もない人間なのだと、自分に与えられる幸せは「幸運」が運んできたものだけなのだと、後はそれ相応の不幸を払わなければならないのなら、生きていることに絶望を感じていたのではないのかなと。
常に身に沿ってつきまとう絶望を振り払う為に、彼は己の「幸運」という名の「不運」に怯えていることを認めない為に、「幸運(不運)」を「絶対的なもの」=「才能」、そしてそれが将来の光になって欲しいという願いから、「希望」を崇拝するようになったのかな、と。
言葉を返せば、彼は自分の人生に幸せを感じることがない事に絶望して、絶望していることを認められなくて、それが自分の「才能」だと受け入れ、それが将来誰かの光になって欲しいと誰よりも望んだのではないのかな、と思います。
つまり、彼は誰かから必要とされたかった。誰かから、通常受けるであろう何がしかの「愛」が欲しかった。それは友愛でも、家族愛でも良かったのかもしれない。おそらく、彼はどれも受け取る事が出来なかったはずだから。彼の強すぎる「幸運(不運)」が彼を孤独にさせていた事は想像に難くありません。
複雑過ぎる狛枝の精神は、ただその思いの強さは非常に強烈に感じることができました。だからこそ、先走ってしまったことがとても悲しい。おそらく、日向くんだけでも狛枝と同じ段階で真相に近づけていたら、狛枝の自殺を止められていたのではないかと悔しく思います。
狛枝と日向くんは本編でも言及された通り、似たようなコンプレックスを持っていました。現実世界では先天性の才能しか認めなかった狛枝と後天的であっても才能を手に入れたかった日向くんという分かれ道がありますが、日向くんならおそらく近い位置で狛枝を説得できたのではないかなとも思うわけで。うぐぐ。
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余談ですが、正直狛枝のねっとりした声が色っぽすぎてデレデレしながらプレイしてた自分が一番キモいと反省しております。緒方さんマジぱないっす。
それと、日向くんのネクタイの柄が学級裁判中ずっと気になってたんですが、6章でやっとその理由が判ってゾッとした反面、なんでもっと早く気付かなかったんだろうと頭を抱えました。すごいショックだった。悔しい。
1の寮の二階の窓から見える気味の悪い「目」の落書き、おそらく「超高校級の絶望」のマークだったんでしょうけど、まさかそれがココで出てくるとは思ってなかった…2でも6章の調査中に出てましたね。別の場所でしたが。
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