2012/10/29 (Mon) 箸休め

脳内会議小話、本編あんまり関係ない日向とカムの会話。

「例えばさ。メロディも編曲も演奏も歌声もすっごい好みなのに、歌詞がエグくて聞いてて気分が悪くなるような内容な曲に出会って、聴いてて気分がテンポアップするのに歌詞を訊くと吐き気がするんだ。脳汁出るのに吐き気も一緒に出てきて、それなのに聴くのを止められない」
「はい」
「これって中毒っていうのかな。音楽ドラッグって存在するのかな。いや、そんなことを知りたいわけじゃない。なんだろう、全体をまとめて見れば素晴らしいのに、その一部を見ると吐き気を催すほど気分が悪くなるものってこの世に存在するんだなって。そういう驚きを感じたというか、衝撃を受けたって話だ」
「それが貴方の中での彼の印象ですか」
「はぇ？彼ってなんだよ？」
（人の話じゃなかったのですか）
「それなら、その歌詞に当てはまる人物を脳内で当てはめればいいのですよ。吐き気が出るような思想の持ち主は現実世界に限らず存在しています。…そもそも僕達の周囲には残念なことに現実にいましたからね、そんな人物が」
「あー、あああ！本当だ！江ノ島に当てはめたらすげえピッタリだ！うわースッキリした！これで曲聴けるわ！ありがとうなイズル」
「…」

＊
脳漿ぶちまけたガールの曲聴いてて気分が悪くなったんだ